2019年度に新規に上場した会社のうちで、英語(アルファベット)のみ表記の会社名の数を見てみよう。
〇2019年度に新規上場した会社のうち、会社名を英語(アルファベット)のみの表記している会社は15社。
2019年9月に上場したChatwork社の正式な【会社名】は「Chatwork株式会社」であり、【英訳名】は「Chatwork Co., Ltd.」である。このように会社名を英語のアルファベットだけで表記している会社は、2019年度では15社(構成比17.4%)であった。
2018年度のそれは、12社(同13.3%)であったから【会社名】と【英訳名】が同じ会社が、3社増、構成比4ポイント増となっている。
しかしカタカナのみの使用表記の会社数は、2019年度で53社(構成比61.6%)、2018年度55社(同61.1%)で最も多い。
カタカナ名の会社は、その多くがアルファベット名をカタカナ名の【会社名】にしたものである。(例外として、(株)ヤシマキザイ、(株)カクヤスなどのように漢字名をカタカナ名にしたものもある。)そうすると、カタカナのみの使用は、おおよそ英語名と考えることもできる。以上の観点からすると上表の、”英語のみ表記”、”英語とカタカナ表記”、”英語と漢字表記”、”カタカナ表記”の合計は構成比でおおよそ80%超となり、広い意味での英語表記は80%ということができる。
ちなみに2019年度で”ひらがな表記”の社名として、この2年間で1社だけだが、「ステーキのあさくま」の「(株)あさくま」がある。