(35)2020年度の監査法人監査引受IPO社数は?

コラム

 当年度(2020年度)の監査法人別/監査引受IPO社数ランキング上位6社を見てみよう。

〇当年度(2020年度)の監査引受IPO社数は、EY新日本有限責任監査法人27社(構成比29.0%)が第1位、次いで有限責任あずさ監査法人22社(同23.7%)第2位。

監査引受社数順位は、第1位  EY新日本有限責任監査法人27社(構成比29.0%)、第2位 有限責任あずさ監査法人22社(同23.7%)、第3位 太陽有限責任監査法人11社(同11..8%)と続く。
当年度上位3監査法人の合計社数60社(同64.5%)は、前年度の62社(同72.1%)と比較すると構成比率で7.6ポイント低下し、上位に対する集中度が緩和された。 この現象は監査法人の総数が前年度11監査法人であったものが当年度は17監査法人と増加したことが影響している。

  第3位の太陽有限責任監査法人の監査引受社数11社(同11.8%)は、同監査法人が2018年7月に優成監査法人を合併しており、その効果が当年度に現れたものと思える。

  第4位の有限責任監査法人トーマツは、監査引受社数10社(同10.8%)で前年度第2位の座から大きく後退した形となった。

  第5位の仰星監査法人は、監査引受社数5社(同5.4%)で前年度の2社から3社増となった。

  第6位の三優監査法人は、前年度と同様の監査引受社数4社(同5.4%)で前年度の第6位を維持。