2020年度日本の新規上場会社のうち、執行役員制度を採用しているのは何社か見てみよう。
〇2020年度に新規上場した会社のうち、執行役員制度採用会社は38社(全体の41%)。
当年度(2020年度)の新規上場会社は93社、そのうち執行役員制度採用会社は38社(構成比率40.9%)。
前年度(2019年度)の新規上場会社は86社、そのうち執行役員制度採用会社は38社(構成比率44.2%)。
当年度及び前年度共に、執行役員制度採用会社は38社と同数であった。当年度IPO社数は前年度より7社増加の93社であったから、構成率において、当年度は前年度に比べ3ポイント減少の41%となった。
当年度の上場社数とその構成比率を市場別に詳細に見ると、マザーズ26社(マザーズ内の比率41.3%)、東証二部4社(東証二部内の比率44.4%)、ジャスダック5社(ジャスダック内の比率35.7%)、東証一部3社(東証一部内の比率50.0%)である。
ジャスダック市場で執行役員制度の導入率がマザーズや東証二部に比べて低いという状況が続いている。