2020年度IPO会社のうち監査等委員会設置会社は何社か見てみよう。
〇2020年度に新規上場した会社のうち、監査等委員会設置会社は16社（全体の17％）、前年度から▲4社の減少。
当年度IPOした会社は93社であるから、そのうちの約六分の一（おおよそ17％）が監査等委員会設置会社ということになる。前年度の2019年度は23％、20社であったから、6ポイント減少、▲4社の減少となった。
市場別には、マザーズ市場の監査等委員会設置会社は、2020年度は10社（2019年度11社、2018年度10社）であった。
マザーズ市場の最近3年間の上場社数は、当年度63社（2019年度64社、2018年度63社）であったから、マザーズ市場での監査等委員会会社の比率は、当年度15.9％（2019年度17.2％、2018年度15.9％）となる。
マザーズ市場の最近3年間の状況は、上場数、監査等委員会設置会社数において、ほとんど変化がない。
しかし、監査等委員会設置会社数は、2018年度19社、2019年度20社、2020年度16社と当年度において（最近3か年でIPO社数は93社と最も多いにも拘らず）、減少した。
